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日々のこと

永遠の夕日

ネットで音楽を聴いていたら思いがけず凄くいい曲が流れてきて聴き入った。

ハンバートハンバートの「永遠の夕日」という曲。歌詞を読むと、かつてごく短い間恋人だった相手の事を今もまだ思い出す、というような内容。この夫婦のドュオは二人とも声が凄くいいからとても心地よい。

 

この曲を聴いて思い出すのは、どうしたってあの人。高校生という多感な時期に出会って、青春全てを捧げたといっても間違いじゃないほどあの人の事を思った日々だった。

同じものを食べても好きない人と食べると数倍も美味しく感じる事、雨が降っても風が吹いても楽しいこと、晴れたら一緒に空を見上げて笑いあえること、夜空の下で手をつないで歩く幸せな気持ち、好きなものを見つけたら誰よりも早く伝えたいなって思う気持ち、あと何日で会えると指折り数えて過ごす日々、ばいばいする時のどうしようもない寂しい気持ち。その全てをあの人に恋をして知った。

人を好きになるってこういう事なんだなって事を教えてもらった。一生その時の気持ちを忘れる事は出来ないし、未だに時々思い出す。もう会うことはないけれど、これからもきっと時々思い出す。