したいことだけしたいのに
ぼくにはしたいことがある。
コタツでごろごろごろごろしたい
なのにお母さんがすぐにコタツのお布団を取って外でバサバサする
宿題よりもまんがが読みたい
なのにお母さんがキッチンから「まんがは宿題が終わってから~」って。
ぼくはしたいことだけしたいんだ
本当はしたくないこともある
明日は遠足。クラスのみんなはとてもよろこんでいる
ぼくも「楽しみだね」と言ってみた
でもなんでか心の中は静かなまんま
遊園地に行く前の日は、心の中は虹色で、タイコやラッパが鳴っていた
ジェットコースターもお化け屋敷もない、なんだかよくわからない工場を見るために10キロも歩く
それならぼくは家でまんがが読みたい
本当はあんまりしたくない
ぼくがしたい事とお母さんがしてほしい事ことがいつもちがう
ぼくがしたくない事もクラスのみんなはしたいという
なんでだろうな
みんながしたいことが同じならばいいのにな
みんながしたい同じこと、一つだけみつけた
みんなでにこにこ笑うこと
これはきっとお母さんもしたいこと
オザケンを聴く
NHKの「songs」にオザケンが出ていた。録画をして昼過ぎに見る。
「強い気持ち強い愛」を歌っていた。最高だった。何かを見て、何かを聴いて心が震えたのはいつぶりだろうか。何度も何度も見て、その日からSpotifyで何度も何度も聴いた。作曲は筒美京平だった。知らなかった。天才と天才の合作。オザケンの歌詞は美しい。普段は意識せずに暮らしているけれど、本当は世の中には綺麗でキラキラしたものがたくさんあって、それに囲まれて生きているんだという事を教えてくれる。色彩をもって。手に触れられそうな距離感で。オザケンの曲で「夢が夢なら」という曲がある。日本の四季と共に誰かを思って書かれた曲なのだけれど、これも本当に素晴らしい。春の優しい風、夏の日差し、秋の高く澄んだ空、冬のぴりりとした空気を聴いているだけで肌で感じる事が出来る。最高の一曲。
永遠の夕日
ネットで音楽を聴いていたら思いがけず凄くいい曲が流れてきて聴き入った。
ハンバートハンバートの「永遠の夕日」という曲。歌詞を読むと、かつてごく短い間恋人だった相手の事を今もまだ思い出す、というような内容。この夫婦のドュオは二人とも声が凄くいいからとても心地よい。
この曲を聴いて思い出すのは、どうしたってあの人。高校生という多感な時期に出会って、青春全てを捧げたといっても間違いじゃないほどあの人の事を思った日々だった。
同じものを食べても好きない人と食べると数倍も美味しく感じる事、雨が降っても風が吹いても楽しいこと、晴れたら一緒に空を見上げて笑いあえること、夜空の下で手をつないで歩く幸せな気持ち、好きなものを見つけたら誰よりも早く伝えたいなって思う気持ち、あと何日で会えると指折り数えて過ごす日々、ばいばいする時のどうしようもない寂しい気持ち。その全てをあの人に恋をして知った。
人を好きになるってこういう事なんだなって事を教えてもらった。一生その時の気持ちを忘れる事は出来ないし、未だに時々思い出す。もう会うことはないけれど、これからもきっと時々思い出す。
東京の空
姉が小田和正のライブに行きたいとラインしてきた事がきっかけで、何年か前にやっていたドラマ「それでも生きていく」を思い出した。満島ひかりと瑛太のW主演。幼女殺人事件の加害者家族と被害者家族が苦しみながらも関係を築いていくという重く苦しいいテーマのドラマ。加害者家族のひとりを満島ひかりが、被害者家族のひとりを瑛太が演じている。そのテーマソングが小田和正の「東京の空」だった。何年かぶりに聴いてみたら、とてつもなくいいメロディーで、夜ご飯作りながら目頭が熱くなった。
それでも生きて行かなきゃいけない事って本当に本当にたくさんある。辛くても苦しくても、それでも生きて行かないと。これが不意にラジオでかかったりしたら、それでも生きて行かないとと歯を食いしばって生きている人たちをどれだけ励ますことだろう。
それが難しいんだよな
会社でマネージャー二人と私含む事務二人の計4人で打ち合わせをした。一人のマネージャーの抱えている仕事量が多すぎて処理しきれず、納期に間に合わなかったり、漏れが出たりという事が続き職場の空気が悪くなってきている為、それぞれの仕事内容を改めて見直す為の打ち合わせだった。人生の勝ち組の人たちがよく言う言葉、時間を制するものは人生を制する。タイムマネージメントの大切さを考えさせられる一日だった。
やるべきことを可視化する、記憶する、必要な事やモノを見極める、即行動する。この4つを習慣化する事でタイムマネージメントにつながって行くのではないかと思った。